情熱大陸今野玲央/邦楽の救世主!箏にかける青春の日々●ハタチの情熱 第2夜
2018年4月15日放送 TBS
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「ハタチの情熱」という番組は、箏曲家である今野玲央さんの20周年特別版を追ったドキュメンタリーです。
今野さんは若くして注目を浴びる才能ある箏曲家であり、その演奏は音色がせめぎ合い、表現力に溢れています。
彼女はアメリカ人の父を持つハーフで、「箏」との出会いは地元の学校でした。
現在も学生たちに「箏」の演奏をレクチャーするなど、後進の指導にも熱心です。
今野さんは9歳で箏に没頭し、16歳の時に全国コンクールで最年少優勝を果たしました。
箏曲家として活動するためには、伝統の技術だけでなく、心のあり方や多くのことを学ぶ必要があります。
箏では「柱」を動かして音階を調節したり、左手で音の余韻をコントロールし、右手で弦を弾きます。
楽譜は「縦譜」と呼ばれる古くからの書式で記述されています。
番組では、今野さんが東京藝術大学での1年間の制約期間を経て成長していく姿も描かれています。
古典の基礎を学ぶために稽古に励み、音楽性に微妙な変化が現れています。
さらに、世界的な箏曲家である沢井一恵さんのもとを訪れて楽曲のレコーディングを行い、アドバイスを受ける場面もありました。
家族は起業家であり、実家は豪邸という今野さん。
彼女は幼い頃から両親の離婚を経験し、一人きりの時間を過ごしてきました。
再び沢井一恵さんのもとで演奏を披露し、自作曲に取り組む今野さんの姿も追われました。
彼女は新たなCDの制作にも取り組んでおり、自作曲の演奏には何度も挑戦し、30テイク以上行うほどの努力を惜しまない様子が伝えられました。
この番組では、箏曲家である今野玲央さんの若き才能と情熱、そして彼女が伝統と向き合いながら成長していく過程が描かれています。
彼女の音楽への熱意と努力に触れることができ、感動的なストーリーでした。