情熱大陸 齊藤慶輔/世界でも稀な「野生のワシのお医者さん」に密着!
2018年5月13日放送 TBS
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このテレビ番組は、齊藤慶輔という獣医師が猛禽類の治療と保護活動に情熱を注いでいる様子を紹介しています。
彼は珍しい獣医師で、鷲や他の野生動物の治療を行っています。
彼の専門は野生の猛禽類であり、これまで多くの鷲と関わってきました。
齊藤医師は24年以上も鷲と接しており、治療の傍らで亡くなった鷲の回収も行っています。
彼は北海道釧路を拠点にしており、猛禽類医学研究所で保護活動を行っています。
この番組では、彼が泥沼に落ちた鷲の治療をする様子や、ロシアから渡ってきた鷲の幼鳥の訓練をしている様子が映されています。
彼は深夜には世界中の獣医からの相談に応じるためにパソコンを使って働いています。
また、夕方には網走まで4時間かけて鷲を保護しに行くこともあるようです。
彼の情熱と責任感が伝わってきます。
番組では、齊藤医師が「かわいそうだから助けているわけではなく、自然界に人間が大きな軋轢を生み出している。
それを取り除くのも人間の責任。
」と語っているシーンもあります。
彼は野生動物を助けることを自分の責務と考えているようです。
齊藤医師のバックグラウンドについても触れられています。
彼の父親は貿易商であり、彼自身も獣医学部に進んで野生動物学を専攻しました。
野生のイヌワシに魅了され、それ以来彼は一人で野生の猛禽類を追い求めてきたようです。
彼は鷲の死体を調べて死因を特定し、次の命に役立てるための研究も行っています。
野生に戻せない鷲には死ぬまで面倒を見ており、そのためのエサ代は月に50万円もかかるとのことです。
彼は寄付や自腹で予算を賄っているそうです。
さらに、彼は鷲が感電死した鉄塔の環境治療を行っており、鉛弾の禁止活動にも取り組んでいます。
北海道では鉛弾が禁止されており、鉛中毒による鷲の死亡事例もあるようです。
最後に、この番組では鷲の幼鳥を野生に帰す様子も追っています。
それには風蓮湖で保護された幼鳥を一年ぶりに野生に返した様子が映されています。
この番組を通じて、齊藤医師の情熱と責任感、そして野生動物への配慮が伝わってきました。
彼の活動は自然との共存を目指し、人間が生み出す問題を取り除くための重要な一翼を担っているようです。