情熱大陸【中西進/「令和」の考案者と目される万葉集の研究者…原点と戦争体験】
2019年8月18日放送 TBS
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この話は、国文学者の中西進さんの生活や仕事について紹介しています。
中西さんは京都に住んでおり、朝9時から書斎で原稿の執筆に追われています。
彼は春から秋までに24冊もの新作や旧作を出版しているというすごいペースです。
中西さんはパソコンやワープロを使わず、鉛筆で下書きし、万年筆で清書しているそうです。
また、中西さんはエッセイから専門書まで様々な企画を同時進行しているようで、忙しい日々を送っています。
彼の90歳を機に、大学の卒業論文が出版される予定であり、そのテーマは「上代文藝に於ける散文性の研究」だそうです。
また、全てを旧字体・旧仮名で書かれているとのことです。
中西さんは万葉集を専門としており、これは日本で最も古い歌集であり、天皇や貴族から名もなき人々による詩が収められています。
中西さんは万葉集と中国文学の関係についての研究で権威ある「日本学士院賞」も受賞しています。
彼は万葉集の講義も行っており、一般の人々にもその魅力を伝えているようです。
さらに、中西さんは万葉集縁の地を巡ることをライフワークとしており、勉強会を開催しています。
彼の唯一の趣味はフクロウグッズの収集だそうで、学問の神をイメージしているとのことです。
彼の自宅には書庫があり、その一角が聖域とされています。
中西さんは幼い頃から読書家であり、父の蔵書に囲まれて育ちました。
太平洋戦争が勃発した頃には辞書を読み漁って過ごし、戦争の影響で勉強の場が奪われたり、工場に動員された経験もあるようです。
彼は戦争中に女性英語教師と過ごした時間を大切に思っており、戦火がもたらした悲劇的な光景も忘れられないようです。
このテレビ番組では、中西さんの生活や仕事への情熱を垣間見ることができます。
彼の終戦の日に筆を執る姿勢は、彼の研究への貢献と情熱の象徴と言えるでしょう。