情熱大陸【がん治療研究者／小林久隆▽光免疫療法でがん治療に新たな選択肢を！】
2022年12月11日放送 TBS
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この番組は、がん治療研究者である小林久隆氏の日常や光免疫療法について紹介しています。
小林氏はマイカーで通勤し、アメリカ国立衛生研究所で研究を行っています。
論文の執筆に追われており、すでに500本以上の論文を書いています。
光免疫療法は、従来のがん治療とは異なる方法であり、抗体に光に反応する物質を結合させ、体内に点滴で送り込むことでがん細胞を破壊する治療法です。
この治療法は、がん細胞に特異的に働きかけるだけでなく、正常な細胞を傷つけず、免疫力を高める効果もあります。
日本では、光免疫療法が保険適用されるようになり、現在全国の62の病院で行われています。
小林氏は神戸で開かれた学会で、実際に治療を行う医師たちに対して講演しました。
がんに対する光免疫療法は課題がありますが、小林氏の研究は臨床現場からも信頼されています。
小林氏は、教師の両親のもとに生まれ、中学から高校は灘に進みました。
大学は一浪して京都大学医学部に進学し、放射線科医として臨床経験を積みました。
その後、アメリカに渡り、光免疫療法の研究を始めた小林氏は、2009年に東京大学の教授に招かれましたが、政府の助成金削減により辞退することになりました。
小林氏は、光免疫療法の研究を日本で進めるために、光免疫医学研究所を設立しました。
そこでは、様々な分野の研究者が協力し、若い研究者が新たな治療法の可能性を広げていくことを目指しています。
また、光免疫療法の治療中にリアルタイムでがん細胞を観測できるカメラも開発されており、同じ質の治療が行われることを目指しています。
小林氏の研究には、光免疫療法に興味を持つ多くの研究者が学びに来ており、日本における研究の拠点の役割を果たしています。
この番組は、小林氏の研究や光免疫療法の進歩について興味深い内容であり、新しい治療法の可能性を示しています。
光免疫療法の発展は、がん治療の未来に大きな影響を与えることが期待されます。
