介護疲れや施設への不満の声も 「介護・認知症」の無料電話相談
「介護の日」に寄せられたありがたい相談の声
11月11日は「介護の日」として、全国で介護に関する無料電話相談が行われました。
この日は、私たちが普段何気なく過ごしている生活の中で介護がどれほど大切なテーマであるかを再認識させてくれる日でもあります。
岩手県内では、ケアマネージャーの資格を持つ相談員が午前10時から電話相談に応じており、地域の人々の心温まる相談が数多く寄せられました。
増加する介護の悩みとその背景
近年、介護サービス料や保険料の上昇に伴い、多くの利用者やその家族が頭を抱えるようになっています。
「介護疲れ」や「施設への不満」といった声を耳にする機会も増えました。
このような状況の中、相談員には「妻が介護認定を受けたが手続きがわからない」といった具体的な悩みが寄せられ、少しでも安心して生活を送るための手助けが求められています。
こころの声に耳を傾けて
岩手県社会保障推進協議会の高橋事務局次長は、「当事者にしか分からない悩みがあるため、一人で抱え込まずにまずは相談することが大切だ」とおっしゃっています。
介護はひとりひとりの事情や背景が異なるため、心の中で迷っている状態では、どんどん辛さが増していってしまうことがあります。
だからこそ、自分の声を誰かに聞いてもらうことが、心の救いになるのです。
地域の窓口での相談が鍵
協議会では、悩みがある場合にはぜひ市町村の窓口に気軽に相談してほしいとアドバイスしています。
地域に存在する相談窓口は、いつでもあなたのサポートをするために用意されています。
悩んでいる方にとって、相談することで新たな視点や解決策が見つかるかもしれません。
それこそが地域の力です。
みんなで支え合う社会を目指して
「介護の日」は、ただの記念日ではなく、私たちが日ごろの生活を振り返り、介護を共に支え合うことの大切さを思い出すきっかけとなる素晴らしい日です。
今後もこのような取り組みが広がっていき、多くの方々が安心して暮らせるように、私たちも小さな力を出し合っていきたいものですね。
介護は個々の問題でありながら、私たち全員に関わる問題でもあります。
だからこそ、共に考え、共に支え、共に歩んでいくことが必要です。
これからの希望を胸に抱きながら、少しずつ前進していきましょう。