認知症支援の「チームオレンジ」展開

新たな支援の形「チームオレンジ」

最近、岩手県北上市で「チームオレンジ」という素晴らしい活動が始まりました。
このチームは、認知症を抱える人々とその家族、さらには認知症サポーターたちをつなげる組織です。
認知症の当事者やそのサポートを行う私たちが手を取り合い、共に支え合うという姿勢がとても大切です。

取り組みの背後には、国が掲げる全市町村での支援体制の整備に向けた目標があり、この活動が今後さらに広がることを期待しています。

学生たちの温かいアプローチ

専大北上福祉教育専門学校の学生たちが、この「チームオレンジ」に参加しています。
彼らは地域の介護施設を訪れ、利用者と目を合わせてじっくりお話を聞くことに努めています。

これまでのように一方通行の支援ではなく、相手の気持ちや状況に寄り添った会話が重視されています。
たとえば、好きな食べ物や趣味、過去の仕事に関する話題を通じて、利用者一人一人の世界を大切に紡いでいくという姿勢は、本当に素敵だと思います。

チームの成り立ちと目的

この「チームオレンジ」は、地域の他の介護施設や包括支援センター、さらには市の長寿介護課と連携して構成されています。

また、福祉介護科の学生たちが、認知症サポーターステップアップ講座を受講し、必要な知識とスキルを身につけた上で、実際の支援活動に参加しているのです。
認知症になった方々が笑顔で過ごせるように、希望を持って取り組む姿には、心が温まります。

笑顔の輪を広げる日々

今月7日には、鬼柳町の小規模多機能ホームを訪問し、利用者たちとの交流が行われました。

やはり、コミュニケーションが鍵ですね。
近くへ寄り添って目を合わせ、共に笑い合うことで、利用者の表情がどんどん和らいでいく様子は、見ていてほっこりします。
人と人とのふれあいが、どれほど大切かを思い知らされます。

これからも彼らが「チームオレンジ」として成長し、地域に根ざした支援を続けてほしいと思います。

未来への希望を持とう

これらの活動は、単に介護や支援を行うだけではなく、地域全体で認知症への理解を深めることにもつながります。
「チームオレンジ」の活動を通じて、私たち一人一人も認知症についての知識を広げ、理解を深めていくことが重要です。

同じ地域で暮らす仲間が安心して過ごせる環境を作るために、私たちも一緒に考え、行動していきたいですね。
これからの「チームオレンジ」の活動から目が離せません！