情熱大陸【映像作家/OSRIN▽『King Gnu』MV撮影の現場と世界観】
2022年6月19日放送 TBS
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映像作家OSRINの仕事には驚きがつきものです。
彼が手掛けるMVは常に斬新で、出演者たちを驚かせます。
特に、King Gnuとの出会い以来、彼らのMVを手掛け続けています。
お互いの感性を認め合った関係であり、幸福な現場での制作が続いています。
King Gnuのメンバーは、OSRINの斜め上からのアイデアが他の監督とは違うと言っています。
彼らの制作は自由奔放な遊びを追求するようなスタンスで、創造のプロセスよりも身を削るような取り組みとは異なるようです。
OSRINの事務所は東京の渋谷にあります。
今回はKing Gnuの新曲「逆夢」の編集作業を行っていました。
彼は20を超えるアングルから最良のカットを選び、歌詞やリズムに合わせて編集を行います。
正解の組み合わせは存在しないため、こだわりが強く必要です。
1曲の映像制作には約3日かかることもあるため、徹夜や泊まり込みも少なくありません。
次に取り組む曲は「カメレオン」で、全編をCGにする計画です。
通常、5ヶ月かかる作業を2ヶ月で行わなければなりません。
ストーリーと絵コンテの作成には困難が伴いますが、OSRINは困難に挑むことを選びます。
OSRINは1990年に東京で生まれ、愛知県で育ちました。
幼少期から絵に興味を持ち、名古屋芸大で映像編集の魅力に触れ、映像作家の道を志すようになりました。
上京後は小さな制作会社に就職しましたが、お金がなく生活が苦しい日々でした。
その頃、まだデビュー前だったKing Gnuと出会い、彼らのMVを手掛けることになりました。
映像作家としての評価が高まると、予想外の仕事も舞い込むようになりました。
最近では、櫻坂46のジャケット撮影で演出を担当しています。
多忙な日々の中でも完璧なイメージを作り上げています。
さらに、俳優の森田剛から映画の制作についてのオファーもありました。
OSRINは妻を亡くし、記憶を失った男の物語を構想していました。
最近、OSRINは沖縄に滞在していました。
複数の仕事に追われる中、映画のシナリオ作成に集中するために滞在を延長していました。
ストーリーを人間のセリフや芝居で表現することは容易ではありません。
多忙な毎日に、長く孤独な戦いが加わっています。
沖縄から戻ってきた後は、King Gnuの井口理とポルノグラフィティの岡野昭仁とのコラボ曲の映像制作に取り組んでいました。
OSRINは独自の感性と才能を持つ映像作家です。
彼の制作には驚きと魅力が溢れており、今後の活躍がますます期待されます。