潜在保育士の学び直し講座のご紹介
潜在保育士を応援する新たな取り組み
この夏、神奈川県で新たな試みが始まりました!潜在保育士を対象にしたリスキリング講座が開講されたのです。
潜在保育士とは、保育士資格を持ちながら現場に戻っていない人々のことを指します。
全国で約102万人という多くの潜在保育士がいる中で、保育士の需要はますます高まっています。
そこで、神奈川県内で10保育所を運営する社会福祉法人がこの講座を企画したのです。
想像するだけでワクワクしますよね!
新たな学びの場、シリウスでの開講
講座は大和市の文化創造拠点シリウスで行われ、幅広い年代の潜在保育士が参加しました。
参加者は20代から40代までと多岐にわたります。
保育の現場について知識を深めたり新たな視野を広げたりすることを目的としたこの講座には、未来を見据えた多くの熱意が詰まっています。
保育士としての道を再び歩み始める第一歩として、参加者たちは新しい知識を得ることに興奮していることでしょう。
実践的な内容と充実のカリキュラム
講座では、保育を取り巻く動向や事故防止策など、実践的な内容が盛り込まれています。
講師としてお招きされたのは、日本保育協会の前支部長である経験豊富な園長さん。
この方の話を聞くことで、現場でのリアルな求められるスキルや知識を得ることができました。
さらに、近くの複合型子育て支援施設「こどもの城」を見学する機会もあり、実際の施設の取り組みを学ぶことができたのです。
この見学は、現場復帰に向けた自信をつける上でも重要な経験となったことでしょう。
参加者の想いと未来への選択肢
参加者の中には、生活介護事業所で働いている男性もいました。
彼は児童発達支援にずっと興味があり、この講座に参加することで選択肢が広がったと語っています。
「将来は児童福祉分野で働きたい」という彼の言葉には、夢と希望が溢れています。
このように、学び直しの場が新たな道を開くきっかけとなるのは素晴らしいことですね。
未来の保育士を築くために
法人の保育部会長もこの取り組みを続ける意欲を示しています。
「保育士に関するネガティブな情報があふれる中、それを払拭できるように」との言葉には、未来の保育士たちへの深い思いやりが感じられます。
来年度以降も参加しやすい講座として継続的に申し込めるよう、時期やオンライン活用など、さまざまな方策を検討していくとのこと。
この講座を通じて、多くの潜在保育士が再び保育の世界に戻り、子どもたちに寄り添う存在となることを願っています。