情熱大陸
2012年7月22日放送 TBS
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桂三枝さんは、上方落語協会の会長を務めながらも、念願の上方落語協会会館を完成させた後も、稽古に励んでいる姿勢が素晴らしいと感じました。
また、鳥取市での高座で、自身の弟子にツボを伝えたり写真を撮るなど、弟子想いの姿勢が垣間見えます。
桂三枝さんの生い立ちは、母親が住み込みで働いていたため叔父の家に預けられ、孤独な少年時代を過ごしたとのことです。
その経験が、彼の創作の原点になったとされています。
彼が1966年に桂小文枝に入門して脚光を浴びるようになり、その後も活躍されてきた経緯が紹介されています。
40年来の付き合いである弟子の桂きん枝さんのコメントでは、「桂三枝は以前と比べて随分丸くなった」と語られています。
これは、桂三枝さんが長いキャリアを積んできた中で人間的にも成長し、柔軟で優しい姿勢を持っていることを示しているのかもしれません。
桂三枝さんは、上方落語の伝統を守りながらも、常に新しい創作に挑戦し続ける姿勢が魅力的だと思います。
彼の人柄や芸術性を紹介する番組内容を通じて、彼の豊かな人間性と落語への情熱を感じることができました。