地域貢献にやりがいを感じる高校生の物語
新たな挑戦と地域貢献の重要性
兵庫県丹波市に住む道本結斗さんは、現役の高校3年生として、ボランティア部の部長を務めています。
彼の活動の一環として、里山整備や救命資格の取得を通じて、地域に貢献する姿は、多くの人々に感動を与えています。
道本さんは中学時代、周囲とのコミュニケーションに悩み、時には学校に行けない日もあったことを悔しそうに振り返ります。
しかし、彼の物語はその時期を経て、どうやって立ち直ったのかを示しています。
地域に貢献することが彼にとって新たな挑戦となり、やりがいを見出すきっかけとなりました。
仲間との出会いがもたらす変化
彼の転機は、但馬市の宿泊体験施設「但馬やまびこの郷」での経験から始まります。
不登校傾向にあった道本さんは、さまざまな体験を通じて自分と同じ悩みを持つ仲間や講師と出会い、交流を深めることで、次第に自分の殻を破ることができました。
「人と関わるのは怖くない」と気づいた彼は、高校に入ってから「次は自分が誰かを支えたい」と強く思うようになり、ボランティア部の活動に参加することを決意しました。
多様な活動を通じた成長
ボランティア部では、草刈りやごみ拾いといった地域の美化活動を行うだけでなく、放置された竹林を活用したカブトムシ養殖やキノコ栽培、さらには東屋や竹灯籠の製作など、創意工夫に満ちたプロジェクトにも取り組んでいます。
道本さんは仲間たちと共にリーダーシップを発揮し、地域のために新しいアイデアを積極的に具現化しています。
こうした体験を通じて、以前の「根暗」な自分が信じられないほど明るい性格へと変わり、周囲からも「めっちゃ明るくなった」と評価されるようになりました。
「ありがとう」の言葉がくれる大きな力
道本さんは、ボランティアの活動がもたらす「ありがとう」の言葉の重みを実感しています。
それは、「人の役に立てている」という自信に繋がり、彼にとって貴重な経験となります。
「自分から意見が言えるようになった」と語る道本さんは、将来の夢として被災地で活動する「災害支援ナース」を目指しています。
彼は看護師としてより多くの人を支えることで、自らの経験を生かし、地域貢献をするというビジョンを描いています。
未来へ向かって
道本結斗さんの物語は、自らの経験を通じて成長し、他者を支える力量を持つ若者の姿を教えてくれます。
彼の活動を通じて、多くの人々が勇気をもらい、地域に愛情を持つ大切さを再認識することでしょう。
キラキラした目を持つ道本さんが、これからも多くの人々に幸せを届ける存在として活躍していくことを心から期待しています。