七草がゆで心身をリフレッシュ!新年のスタートを切ろう
疲れた胃腸を癒す、伝統の力
新年が明けて最初の一週間、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?年末年始の美味しいごちそうに心躍らせつつも、どうしても疲れがたまってしまうのがこの時期。
そんな時にぴったりなのが、古くから親しまれている「七草がゆ」です。
福井県の永平寺町にある天谷調理製菓専門学校で、6日に行われたこの伝統的な料理の授業では、生徒たちが元気いっぱいに七草がゆを作りました。
心を込めた手作りの味
授業では、土鍋で炊いたお米に、春の七草を刻んで加える工程が行われました。
生徒たちは、昆布とかつお節を使った合わせだしで、お米をじっくりと炊き上げるという、手間暇かけた方法を学びました。
その過程には、ただ食べるだけでなく、季節の移り変わりや古来の知恵を感じることができ、心が温まります。
そして、仕上げに加えられる七草たち。
セリやナズナ、すずな、すずしろなど、春が待ち遠しくなるような色とりどりの草たちが集まって、ほっこりとした味わいを引き立てます。
心も体も癒される味
生徒たちの感想も実に様々。
「おいしい!初めて食べた味で、新鮮な驚きがあった」「さっぱりしていて、また家でも作りたい!」という声は、七草がゆの持つ優しさと、身体にしみわたる美味しさを物語っています。
年末年始に増えた胃腸の負担を、「七草がゆ」でリセットする様子には、多くの人が共感できることでしょう。
この優しい味が、心にも身体にもほっとした安らぎを与えてくれます。
無病息災の願いを込めて
「七草がゆ」は、元々無病息災を願うために食されてきたもの。
その由来は、奈良時代にさかのぼります。
時代の流れと共に形は変わっても、根底にある思いは受け継がれ、今なお私たちの生活に寄り添っています。
その特別な食事を自分たちの手で作るという経験は、単なる料理以上の価値を持ちます。
生徒たちはこの伝統を守りながら、新しい年の健康を願う気持ちをお腹いっぱい味わいました。
新しい年を迎えるにあたって
さぁ、皆さんもぜひ「七草がゆ」を作って、新年を迎えた気持ちを新たにしませんか?身体を労わり、心を豊かにするこの料理で、無病息災を願いましょう。
今年こそは、元気に過ごせる一年になるよう、心から願います。
ちょっとした手間をかけて、自分や大切な人の健康を気遣うことが、何よりの幸せにつながるはずです!