青森の進学相談会で専門学校が人気の理由
進学相談会の盛況ぶり
先日、青森市で開催された高校生を対象にした進学相談会が大きな注目を集めました。
このイベントは、これから進路を選択する高校1、2年生に向けて、県内の大学や短大、専門学校さらには公務員に関するブースが設けられていました。
特に、専門学校のブースには多くの高校生が訪れ、その姿が目立ったことに心が動かされました。
彼らの未来を真剣に考える姿勢がとても印象的でした。
高校生の本音と素直な気持ち
進学を考える高校生たちの本音が聞こえてきました。
「就職を考えています。
すぐに働きたいからです」という生徒の言葉には、将来への不安と期待が混じっているように感じました。
また、「勉強もだけど、勉強より仕事関係に就きたいです」との声もありました。
これらの発言は、彼らが実社会に出てすぐに役立つスキルを身に付けたいと強く思っていることを示しています。
専門学校がその希望に応える存在であることを、多くの高校生が認識しているのでしょう。
地元志向と専門学校の結びつき
さらに、専門学校の選択肢を選ぶ背景には、地元就職の傾向があるようです。
県内の専門学校を卒業した人のうち、なんと6割が地元に就職しているとの調査結果もあるとのこと。
地元志向の学生が多いことから、県外へ進学したり就職する学生もいるものの、地元で働きたいという思いが強い生徒が専門学校を選ぶケースが多いのだそうです。
その姿勢は、本当に素晴らしいものです。
求人倍率と専門学校の重要性
注目すべきは、青森県内の高校を2025年に卒業予定の生徒に対する企業からの求人数が4408人、求人倍率は3.87倍だということです。
特に建設業の求人が増えており、人手不足の状況が続いているとのこと。
これは、専門学校で得られる技術が地元企業にとって非常に有用であることを示しています。
未来の可能性を広げる進学相談会
このような進学相談会は、ただの情報提供にとどまらず、高校生たちの未来への希望を広げる重要な場となっています。
31日には弘前市でも同様のイベントが開催されますが、そこでの出会いや発見が、彼らの進路選択に大きな影響を与えることでしょう。
専門学校が未来の自分自身を形作る手助けをしてくれる、そんな現実がここ青森で見られることが嬉しいですね。