稲西輝紀選手の挑戦と情熱
期待の若手レフェリー、稲西輝紀氏
若手レフェリー界において注目を浴びているのが、稲西輝紀選手です。
立命館大学院で物理を専攻し、修士の学位を持つとは驚きですね!理系の大学院生がレフェリーとして活躍する姿は、これまであまり見られなかったことです。
稲西選手は、日本ラグビー協会のレフェリーアカデミーにも所属し、今後の成長がますます期待されます。
物理とラグビーの共通点
物理学は「ものの理」を解明し、自然の法則を理解する学問です。
稲西選手はこの物理を通じて、試合の中での判断力や冷静な思考を培ってきました。
彼は、ラグビーにおいても「選手とともにいいゲームを作りたい」と語っています。
つまり、レフェリーとしての役割を単なる判定者ではなく、ゲームをより良くするサポート役と捉えているのです。
この姿勢、なんとも素晴らしいものです!
装い新たにレフェリーへ
大学時代にはCTBからFLにポジションを変更し、RFU(ラグビー・フットボール協会)のルールにも精通しています。
この経歴が、彼の就任前にすでにレフェリーとしての感覚を磨くことに繋がったことでしょう。
そして、昨年度には関西大学Aリーグと高校全国大会のレフェリーを担当するという大きなチャンスを手にしました。
自らの経験を生かし、選手たちの気持ちを理解できる点が、レフェリングにおいての強みとなっているようです。
理系レフェリーの努力と忍耐
稲西選手は、試合のために週に2回のトレーニングを欠かさず行っています。
また、働きながら練習をする姿勢には、明確な目的と努力が感じられます。
今はポンプなどの設計に関わっていますが、どんな仕事でもポジティブに受け入れる彼の姿勢には、実に感心させられます。
レフェリーの理想、そして未来への道
最後に稲西選手は「実力で勝って、実力で負ける。
難しいですが、そういう笛を吹きたい」と語っています。
この言葉には、彼の熱い思いが込められているのが感じられます。
自身が注目されることに対して控えめである一方で、選手たちのために力を尽くそうとする姿勢は、多くの人に共感を呼ぶことでしょう。
今後、稲西選手が目指す「名レフェリー」の道と、その成長を見守るのが楽しみです。