就活生と採用動画の意識について
タイパ意識が育む新しい企業研究方法
最近、ガロアが行った調査によると、大学生の企業研究には、何と「就活情報サイト」が58%という圧倒的な割合で利用されています。
他にも「企業のHP」が27%、「企業説明会」が19%と続き、なかなか新しい傾向ではないでしょうか。
特にこのデジタル時代では、タイパ(時間対効果)を重視する学生の意識が顕著に表れているようです。
学生たちが時間を有効に使いたいという気持ちは、当然ながら共感を呼びますよね!
採用動画、視聴派と非視聴派の意見が真っ二つ
次の質問では、なんと「会社説明の動画や企業の採用動画は視聴しましたか?」という問いに対して、「ある」と答えた学生が49%、「ない」が51%と、ほぼ半々に分かれました。
この結果を見ると、視聴するかしないかはその学生自身の考え方や状況に大きく左右されていることがうかがえますね。
若者たちの多様な価値観が反映された結果とも言えるでしょう。
視聴を選択した理由は?
採用動画を見た904人にその理由を聞いたところ、「動画は情報量が多いため」が47%で最も多く、続いて「視聴に時間や場所の制約がないため」が38%、さらに「社員や社内の雰囲気などが伝わるため」が30%となりました。
納得の答えですよね!動画が持つ視覚的要素は、平面的な文字情報にはない魅力があります。
特に就活生にとって、社風や雰囲気を知ることは非常に重要なポイントとなるのです。
逆に視聴しない理由は?
一方で、「採用動画を視聴していない」と回答した929人の理由では、「その段階までいっていない」がもっとも多く集まりました。
「まだ準備が整わない」といった意識が学生の心の中に根付いているようです。
就活は一気に情報を得るべきステージですが、その段階に至っていない自覚も大切な一歩かもしれませんね。
視聴したが不満だった理由も多様
さらに、採用動画を見たが「良くなかった」と感じた25人からの理由では、「必要な情報か否かの判断ができない」とか、「要領を得ない」「時間が取られる」との意見が挙がりました。
皆さんも感じたことがあると思いますが、情報の取捨選択が難しいとき、特に動画の場合はつい時間がかかってしまうことがありますよね。
時間を節約したいと思いながらも、その動画自体が逆に負担になってしまう現象も理解できます。
これからの採用動画には、より一層の工夫が求められそうです。