「その一票、”ちりつも”です。
」若者が投票したくなるキャッチコピー最優秀賞
投票を促す新しい試み
高知市にある龍馬デザイン・ビューティ専門学校で、若者が投票したくなるキャッチコピーを考える講座が開催されました。このイベントは、衆議院選挙を控えた中で若者の投票率を向上させる目的で企画されたもので、県選挙管理委員会の協力のもと、約60名のグラフィックデザイン科の学生が参加しました。
キャッチコピーを通じて、投票という重要な行動を促すための意見を交わす姿は、とてもフレッシュで感動的でした。
アイデアを絞り出すプロセス
学生たちは、投票に対する不安や疑問を抱えながらも、時間をかけてアイデアを考えました。実際に投票率が低い現状を踏まえ、それぞれが思う「投票の大切さ」をキャッチーな言葉に変換しようと試行錯誤した様子は、まるで若者たちが社会の一員としての責任を全うしようと奮闘する姿そのもの。
40分という限られた時間内で、様々なユニークな視点から生まれたキャッチコピーたちは、見事に「投票」という行為に新しい価値を見出させるものでした。
最優秀賞を獲得したキャッチコピー
その中でも、特に注目されたのが笹岡穂乃香さん(2年生)が考えた「その一票、”ちりつも”です。」というキャッチコピーです。
この言葉には、私たち一人一人の小さな行動が集まって大きな力を生むことを伝える力強いメッセージが込められています。
「自分が一票入れたところで無駄なんじゃないか」と思う人々に対して、その疑念を払拭する力を持つ素晴らしい言葉だと感じます。
彼女の思いが伝わってくるキャッチコピーは、多くの若者に勇気を与えることでしょう。
SNSと共に広がるメッセージ
今回の入賞作品は、県選挙管理委員会のインスタグラムやX(旧称Twitter)、さらに特設サイトに掲載される予定です。今後、これらの作品がどれほど多くの人々に届き、共鳴を呼ぶことができるのか、非常に楽しみです。
SNSの力を借りることで、若者向けのメッセージがさらに広がり、投票所に足を運ぶきっかけとなることを願っています。
未来を担う若者たちへ
投票は単なる義務ではなく、自分たちの未来をつくるための大事な手段です。このような活動を通じて、若者たちがより一層政治に興味を持ち、自らの意見を表明することを楽しみに思えるようになることは、社会にとっても大きなプラスとなるでしょう。
これからも、若者たちが積極的に参加できる施策が進むことを期待しながら、一緒に未来をつくり上げていきたいものです。