看護師の卵たちの新たな決意 - 奄美看護福祉専門学校の戴帽式
新しい魅力が誕生する瞬間
令和5年10月12日、鹿児島県奄美市では、奄美看護福祉専門学校の第29回戴帽式が開催されました。
この式典は、看護学科2年生36人が純白のナースキャップを授与され、看護の道へ進む自覚と覚悟を新たにする重要な儀式です。
この瞬間は、彼女たちにとって新たな魅力が誕生する瞬間であり、多くの保護者や教職員、在校生がその光景を温かい眼差しで見守りました。
ナースキャップをかぶることで、彼女たちは“看護師の卵”から、看護の一員としての第一歩を踏み出すのです。
戴帽式の意義と伝統
戴帽式は、看護師としての道を歩むための基礎を学び、次のステップである領域別実習に進む優れた舞台です。
この伝統的な儀式は、近代看護の基礎を築いたナイチンゲールの誕生日、5月12日に行われていたものの、新型コロナウイルスの影響で2020年以降は秋に移行しています。
秋の爽やかな風の中で行われる戴帽式は、参加者全員に特別な感動をもたらします。
学生たちがナースキャップを受け取る瞬間、その喜びと決意が会場中に溢れ、思わず涙する保護者も姿が見受けられました。
心に響く式辞と誓いのことば
式典では、向井校長が「戴帽式は看護の道を志す者にとって真の始まり」と力強く語りかけました。
彼の言葉には、これまでの苦労を経て得た技術や知識が、他者を助けるための源となるという深い意味が込められています。
また、戴帽生代表の馬渡太尊さんによる「誓いのことば」では、「目標を見失ったり迷ったりすることもあるかもしれないが、今日の日を胸に、力強く前進したい」と語り、彼女の言葉には強い意志と未来への期待が感じられ、多くの参加者の心を打ちました。
これからの挑戦と成長
看護学科は3年課程で、29期生は来年の1月から実地実習に入る予定です。
この実習は、実践的な力を養う重要な機会であり、学生たちは看護師国家資格の取得を目指して努力します。
今後の一年間は、彼女たちにとって成長の大きなチャンスであり、学びと経験の中で自信を持った看護師に成長していくことでしょう。
奄美で学ぶ学生たちの新たな挑戦に、期待が高まります。
感動的な未来への期待
最後に、今回の戴帽式を通じて明らかになったのは、看護師としての使命感と誇りを持った“看護師の卵”たちが、未来の医療を支えていく存在であるということです。
彼女たちの姿勢と心意気は、私たちに感動を与え、同時に大きな期待を抱かせます。
彼女たちが社会に出て、多くの人々を助ける存在となる日が待ち遠しいです。
この素晴らしい瞬間を経て、彼女たちがどのような看護師になっていくのか、これからも見守り続けたいと思います。