農業の動物被害を学ぶ学生たちのフィールドワーク
実地で学ぶ、それが専門学校生の成長の鍵
最近、東京環境工科専門学校の学生たちが千葉県館山市で特別なフィールドワークを行いました。
なんと、農業の動物被害について実地で調査するという非常に実践的なテーマです!5人の学生たちは、イノシシなどの野生動物がもたらす被害を詳しく探究し、予防策を考えるために館山の里山を舞台にしたこの活動に参加しました。
興味深いですね、学生たちが教室を離れ、自然の中で学ぶ姿はまさに真の学びの形だと思います。
農地と動物の関係を探る実習
彼らが訪れたのは、館山市笠名地区の山あいの農地。
この地では、歴史的に耕作地が広がっていたものの、最近では高齢化と労働力不足の影響で放棄されている土地が増えているそうです。
そこにどうしても動物たちが肝心の農作物を狙ってくるのが現状。
学生たちは、そんなふるさとの農地の実情を理解しつつ、山﨑さんや沖さんと共にイノシシの出没状況や農作物被害を確認し、調査を進めていきました。
自然から学ぶことの重要性を感じました。
防護柵の設置状況を見つめ直す
フィールドワークでは、耕作地の防護柵の設置状況も確認します。
学生たちは、実際にイノシシが掘り返した跡を地図に記入し、生息環境の調査を行いました。
彼らの真剣な眼差しが印象的で、今後の提案が地域に役立つことを願わずにはいられません。
このような実地での学びは、学生たちの視野を広げ、地域の人々との絆も深める貴重な機会です。
地域の人々との対話がさらなる気づきを生む
3年生の古屋幸馬さんは、「地域の人から声を聞きながら回ることができ、理解が深まった」と嬉しそうに語っていました。
地元の声を聞くことで、学生自身も農業と野生動物の関係性について深く考えることができた様子です。
木々を間引くなどの具体的な対策を提案したいとのことで、今後の学生たちの成長が楽しみです。
未来を見据えた貴重な経験
このようなフィールドワークは、学生たちにとって貴重な経験であり、同時に地域にとっても有益です。
動物被害を軽減するための知恵を地域の方々に提案できることは、まさに正の循環です。
自然環境の大切さ、地域社会とのつながり、そして学びの楽しさを再確認できる素晴らしい機会でした。
これからもこうした活動が続いていくことを心から願っています。