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カンブリア宮殿 「日本の技術力を称えるアシックス:カンブリア宮殿での挑戦」

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カンブリア宮殿 世界が賞賛する技術力 巨人に挑む日の丸メーカー アシックス

2013年5月30日放送  テレビ東京
村上龍 小池栄子 尾山基

アシックスのスポーツ工学研究所:イチロー選手のスパイクから始まる革新

アシックスのスポーツ工学研究所は、日本が誇る技術力の象徴です。
特に、イチロー選手のスパイク開発によってその存在感を世界に示しています。
毎年、イチロー選手のスパイクは進化し続け、その核心には彼の要望である軽さがあります。

たとえば、06年型から07年型のスパイクでは靴底を削り、10グラムも軽量化されました。
それ以降も、スパイクの数を減らすなどの工夫により、イチロー選手のスパイクは徐々に軽量化され、現在では驚くほどの230グラムまで軽量化されています。

自社開発の素材と革新の追求

アシックスのスポーツ工学研究所では、素材の開発にも力を入れています。

かつては他社の衝撃吸収素材であるアルファゲルを使用していましたが、現在で は自社開発のゲル素材に切り替え、年間100種類以上の素材を試作しています。
この革新の追求は、常にベストの商品を提供し続けるアシックスの姿勢の表れであり、ヨーロッパの社長でさえ、アシックスの商品は常に前のモデルより優れていると認めるほどです。

創業者の志とDNA:鬼塚喜八郎の精神

アシックスの歴史は創業者である鬼塚喜八郎の志に深く根ざしています。

戦後、荒んだ様子を見た彼は、スポーツを通じて青少年の心身を立派に育てることを信じ、スポーツシューズの製造を始めました。
その後も、マジックランナーの開発など、革新的なアイデアでスポーツ界に貢献し続けました。
彼の精神は今もアシックスのDNAとして受け継がれ、スポーツ工学研究所での取り組みにも息づいています。